読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

生きてるって素晴らしい

KinKiヲタでトラトリスト

3月のライオン

3月のライオン
(ネタバレ!)

 

源さんの古い雑誌を購入して、それのファイリングをしてる時に、ダ・ヴィンチの特集で心を揺さぶられてから、もう気になって気になって…ちょうど実写化の映画をする時で、神木くんだし見に行こうかなーと思っていた所の、ダ・ヴィンチ
とりあえず原作に手を出してみようと、ちまちま買ってたら、結局もう無理!と大人買い
12巻まで買いました。
やばいのよ、とりあえず零ちゃんが大好きなんだけども。
あの孤独感と、川本家との関わりによって心を開いていく感じがたまらなくて。
可愛くて、愛おしくて、零ちゃんに幸せになってほしいと心底思っている。
そしてハマるきっかけになったひなちゃんと零ちゃんにくっついて欲しいと思っているのです。

で、映画の後編も見てきたので、感想を残しておこうと思って。

まず前編。
映画では幸田家のことが、零ちゃんが幸田家に引き取られてからのことが丁寧により突っ込んで描かれている。
香子と歩と零の関係性、零への才能への嫉妬、家族の関係か荒れていく様がよく分かる。

零ちゃんの孤独。
どこにも居場所がないと、将棋しかないけど、将棋で生きていくしかないけど、それも自分の嘘から始まったのだ、というなにか負い目みたいなもの。
家族というものを大切にしたいのに、幸田家に恩があるのに、自分の存在でどんどん壊れていく。
家を出ても尚、それは変わらない。
どうすればいいのかも、分からない。
自分のことも。

そんな時に出会う、川本家。
あかりさんが零ちゃんを拾うのは原作と同じだけど、飲みに行った相手がスミスと松本だった。
羽海野先生が、あれは置き去りにされたのではなく、零ちゃんが勝手に出ていってタクシーで近所まで帰ってしまったのだろう、とtwitterで言ってた。
私もそう思う、あの先輩2人は置き去りにはしないだろう。

川本家はめっちゃ川本家。
古い民家。レトロな感じ。
お風呂の配置は流石に違うみたいだった(笑)
あかりさんが凄いあかりさんで良い配役だなーと。
ひなちゃんは背が高め。でもちゃんとひなちゃん。
ももちゃんは原作よりちょっと大人かな。中身が。
でも可愛い。キュートなももちゃん。
おじいちゃんは孫バカ感は少なめ、しっかりしたおじいちゃんって感じ。

林田先生!
高橋一生なんだけど、先生だったわー。
原作よりもうちょっと頼れる感プラスって感じ…なんだろな、もうちょっと大人、みたいな。
でも、ちゃんと林田先生。
屋上飯の2人がとても良い雰囲気だった。


前編はとりあえず零ちゃんと幸田家と将棋。
対局シーンが素晴らしかったなー。
まだ良くルールが理解出来てないから、ちゃんとはどうなってるか分からんのだけど、伝わってくる緊迫感。
駒を盤にパチッと置く音が、零ちゃんのその音がめっちゃ好きだなーと思いながら見てた。
なんかねー、綺麗なんだよね、零ちゃん。

あと島田さん。
佐々木蔵之介さん、髪の量以外はもうほんとに島田さん。
瞼が一緒だ…というのに感動してた。
頭蓋骨モデルが蔵之助さんだからそうなるんだろうけど。

後藤…(後藤と呼んでしまう…)
伊藤さんがめっちゃギラギラしてて、うわぁー!と思った。原作の後藤より、より後藤。
伊藤さん爽やかさどこに捨ててきたんだろう、凄すぎる…と震えた。

宗谷さんは原作の天然みたいな可愛らしさはないけど、孤高の天才感はんぱない。
静かな、何も無いような、透明な水というか、清流みたいな。
加瀬亮さんをそんなに注目して見たことなかったけど、こんな演技をする人なのか、と。
現実で宗谷名人が生きていたら、あぁきっとこうだな、と思える。ほんとに。

二階堂はもうちょい可愛らしさが欲しかったかなー。
でも、心は同じだと思う。
二階堂は暖かくて、熱い男だもの。

香子!
香子凄かった。有村架純…あの香子を…?とか思ってたけど、めっちゃ香子だった。
零への愛情、恨み、父親への恨み、愛されたい想い、後藤への愛情。強さと弱さがぐちゃぐちゃな美人な香子がそこに居た。

言わずもがな、神木くんの零ちゃん。
あの孤独感。弱さと共にある芯の強さ。
負けたくない。貪欲さ。
家族というものへの執着。
寂しさ、優しさ。
眼鏡も、やぼったい髪も、制服も、ダッフルコートも、盤に向かうその姿も、零ちゃんそのもの。

これは当たりだわ、神木くん最高に零ちゃんだわ!と思いながら前編を見終わり、漫画を読み直し、アニメを見て…。
アニメも素晴らしかった。
かなり漫画に忠実だと思う。
キャラも、ニャーさん達の心の声まで。
たまらなく可愛い。
花ちゃんのひなちゃんもめちゃめちゃ可愛いのだけど、もうなんといっても、ももちゃん。
ももちゃんの可愛さやばすぎて、ほんまにやばい(笑)
あの可愛さをやれる声優さんほんとにすごい。
久野美咲さん。ほんと可愛い。
あの声と、言い回し?リズム?間のとり方?もう可愛さのかたまり…。
「れいちゃん、なみだぽーろぽーろしてた」
がもうほんとに無理と思った。

で、アニメも見終わり、羽海野チカ世界展が大阪で開催されると知り、楽しみにしてた。
3月のライオンの展示を見て、ノートに先生への感謝を綴り、物販コーナーへ。
めちゃめちゃ楽しみだった物販。
零ちゃんグッズと零ひなグッズが欲しくて。
クリアファイル、アクキー、ダイカットポストカード、ポストカード、マスキングテープを購入。
ポストカードの種類がもっとあったら嬉しかったなーと思った。
十分楽しんだけど。

で、後編を見に行きましてね、そのままの足で。
パンフと零ちゃんネコのカードケースみたいなのを購入。めっちゃ可愛い。

後編やばかった。
映画の零ちゃんは、原作の零ちゃんより、年相応の高校生だと思った。
ひなちゃんを助ける為にする事や、妻子捨男に対する態度が、原作の零ちゃんよりも子どもだったな、と。
それはそれで良かったのだよ。
あの映画の世界では、ひなちゃんへの誓いを立てる零ちゃんはまだ手を取れるほどの関係ではない。
でも、その誓いの想いは一緒。
救われた幼い頃の零ちゃんの心。
恐れ多くて求めてはいけないと思っていた救いの手。
ひなちゃんが教えてくれた、人間の素敵な暖かく、強い心。

妻子捨男のやつは零ちゃんが熱くなりすぎて、突っ走ってしまった。
原作の零ちゃんは妻子捨男のことをクズだとは思っているし、川本家には近づけたくないと思っているけど、ちゃんと3人の父親だとも分かっている。
だから、ボロカスに言うのは、3人の前ではなかった。
そこは、原作零ちゃんの優しさ、賢さ。
大人な、冷静さ。
映画の零ちゃんはそこはまだ幼くて、言ってしまう。
そこで、川本家から少し距離を置かれてしまう。
あかりさんやひなちゃんにとって、妻子捨男は優しかったお父さんの記憶もあるから。実の父親

外へと出されてしまった事に辛くなる零ちゃん。
将棋にも身が入らない。
辛い、悲しい。
踏み込みすぎた後悔。
そしてまた、自分で世界を切ってしまいそうになる。

その時に獅子王戦で後藤との対局。
自分の周りの世界に気がつく。
自分が愛されていることに、大切なものに。
それに気づいた零ちゃんの涙が凄く綺麗だった。
後藤の「泣くなみっともない」もかっこよかった。
大逆転勝利の後に、涙を拭い、走り出す零ちゃん。
盤を見ながら微笑む後藤がほんとかっこよい。

川本家へと走って、走って、躊躇しながら扉を叩いて。
泣きながら、ひなちゃんへ、あかりさんへ、ももちゃんへ、謝る零ちゃんがもう。
傷つけて申し訳ありませんでした。
会えなくて辛かった、と。

「来てくれてありがとう」と笑うひなちゃんに、上がって、と笑うあかりさんに、救われる。

良かったね、零ちゃん。

そして、香子と後藤。
「なんで負けたかわかる?私を大切にしないからだよ」
香子、もうほんとに幸せになってくれ、香子…。

幸田父の心の内も知れてなんかもうほんと泣けたわ。
あの零ちゃんを叩いた局面に香子の勝ち目があったなんて。

幸田父と零ちゃんの、着物を仕立てながらの将棋が好きだというシーンも良かった。
鏡にうつる零ちゃんの顔の愛しいこと。

獅子王戦の宗谷名人との対局の時の零ちゃんは新人戦の記念対局とは顔が全然違う。
それを見た宗谷の表情も。あぁ、変わったんだな、と気づいたあの顔。ほんとすごい加瀬亮さん。

まさに今から対局が始まる、というところで終わるのだけど、ほんとにもっと見てたかった。

この映画の終わり方が羽海野先生が最初に思っていたラストで、原作はその先へといっている。
まだ宗谷名人とのちゃんとした対局はないけれど。
零ちゃんの成長やひなちゃん、川本家との関係。
零ちゃんはきっとこれからもっとよい男になるのだろうと思う。

それがたまらなく幸せで、本当に先生に感謝を、とエンドロールを見ながら思った。

あーもう1回、後編見に行こうかなぁ。